労働の領域における学習について
自分は就職活動をしたことがないので未だはっきりとは分からないが、大学を卒業したのにも関わらず就職内定を頂いたのにも関わらず、その就職先で雰囲気が合わないや上司が厳しいなどの理由ですぐにその職を捨ててしまうフリーターまたはニートが増えているのが現実である。中でも自分がなりたい職に就くために、仕方なくフリーターになって学費や生活費を稼ぐ人が近年最も増加傾向にある。
一般企業とフリーターの1番の違いは労働における学びや教育の存在性である。
請負会社による労働や派遣労働などは新人研修も存在せず、単純労働の繰り返しでやりがいのない労働ばかりで仕事のやりがいをほとんど感じることはできない。また非常に短期の付き合いとなるので仲間形成も困難である。
自分の夢を実現させるためにフリーターとなるのもいいが思っている以上フリーターをしながら自分の夢を追いかけることはこのようなストレスも多く厳しいと考える。
また、フリーターは請負会社からしても社会のメンバーとして捉えられず、他者の学びを組織化しようとする教育をされない。しかし、いくらフリーターだからという理由で非人道的に労働者を扱うのは少し痛い。予定を急遽変更して違う事業に送り込まれたり、間違った時にも、全て自分だけに責任が問われることは、人として否定されているようで問題がある。
現実的に教育というのは同じメンバーだからするので自分がメンバーとして認められなければ、教育はされないのである。このようなフリーターを減らすためには全て正規雇用にすればよいがそれは現実的ではない。故に学校教育の中で就職について自分がメンバーとして認められ、必要とされる技能や知識の幅の広い職場を探す取り組みを増やして行くことが必要であると考える。